普段使う鍵はスペアキーにしましょう
一般的に玄関ドアなどを例にとると、その鍵は新しく住宅などを建てたときに付けられ、住宅引き渡し時にスペアキーとセットで鍵一式として渡されるのが通常です。
これといった定はありませんが、たいていは引き渡しの時の鍵は3本で、メインキー一本とスペアキー二本ということになります。この本数で足りる場合はいいですが、足りない場合は自分で予備の鍵を作成しなければいけません。以前からよく使われている、ギザギザ型の鍵であれば、よく駅などで営業している鍵をコピーする店で、その場で数分間でコピーのスペアキーを作ってもらえます。
一本数百円ほどですから、コストもそれ程かからないと言えます。
一方、最近のピッキング犯罪の増加に伴い、最近はディンプルキーを選択することが多いです。ディンプル加工を施されており、合鍵を判断するこういった方式は、シリンダの機構を複雑にすることで防犯における性能を高めています。そんな訳で、ピッキング犯罪の防衛という意味では非常に高い性能が期待出来ますが、却ってスペアキー作成に関しては仇となることがあります。
ギザギザ系の鍵のように、街の鍵の複製店ではスペアキーをこしらえることが出来ません。そのくらい防犯対策が強化されているという事ですが、引き渡しの本数以上にスペアキーが必要な場合には大変気をつけなければいけないです。
ほとんどのディンプルタイプの鍵に関しては登録制になっていて、付属の申し込み用紙で住所、氏名や鍵のシリアルナンバーを登録するようになっています。メーカーで登録が承認されると、やっと鍵のコピーができます。
複製鍵の製作にも時間がかかり、時期によっては二週間から1ヶ月というケースもありますから、必要である場合は早めに発注するのがよいでしょう。コストも、街の鍵のコピー屋さんとは比べものにならず、一本あたり数千円というのが一般的です。人によって受け止め方は異なるでしょうが、コピーを作りにくくすることで犯罪にあう確率は低くなります。
ですが高い鍵なら大丈夫というわけでもありませんので、そこは注意が必要です。せっかく高い費用をかけて新しい鍵を作ったのに、紛失などしてしまっては意味がありませんよね。自分に合った鍵がどんなものなのか、どのように犯罪を防止したいかなどをいま一度考えてみると良いでしょう。